哲学の中庭

…と、真理の犬たち

観想のない時代 ~哲学は必死であった~

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語りえないものも、

語ってはいけないものも、

ともに忘れられ、

哲学が窮屈そうにしている。

 

加えてこの国には、

語ると野暮なものまである。

悠長なものだ。

 

窮屈さを逃れるために、

愛でたり味わったりすることを

選んだのだろうか。

 

観想は鑑賞ではない。

観想の根底には絶望(必死)がある。

 

哲学は、

閑暇(スコレー)における必死であった。

 

 

ボーロ