哲学の中庭

…と、真理の犬たち

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

哲学書を哲学書として読むには

▲ ライプニッツと書簡を交わしたゾフィー・シャルロッテ王妃*1 哲学書を、 文学作品のように読んでいては、 いつまでたっても哲学はできない。 哲学書を読むと、 世界が違うしかたで見えたりする。 たしかに哲学書には、 その種の、芸術のような効果もある。…

愛知者にとって他者とは

*1 知を愛する人にとって、 固執は大きな妨げとなる。 知に少しでも近づくためには、 いまの自分の考えから とにかく動かなければならない。 考えを変えずにとどまっていては、 知に近づくことは当然できない。 ただ、「考えが変わる」といっても、 自分の考…